「軍服は鷹の獲物」製作秘話        


 アラブの王子、軍服、華族、ブラコン、帝国時代ドイツ(これはちょっと野望が果たせず…汗)……私の萌えのてんこ盛りの作品です(^^;)

 担当様からアラブの話が出た時、私は森鴎外の舞姫みたいなちょっとレトロなドイツ帝国時代が書きたい時でして、なら、それを引っ付けてみようという単純な発想からこの作品は生まれました。(なんとなくスミマセン…汗 単純すぎますよね^^;)
 で、その時、すごく盛り上がってしまい、その勢いのままプロットを切ったため、なんとも驚くアイテムを今回入れてしまいました(大汗)。いや、書いてて、実は私ひそかに「これはコメディだろうか……いや、真剣に書いてるんだけど、ギャグにしかならないか? ヒヤリ…(冷や汗)」と内心冷や汗タラタラでした(^^;;)
 まさかファイサルに連れて行かれた先に、あんなものが待ってるなんて晴彦も思ってなかっただろう…(遠い目)。

「ロマン」ではなく「浪漫」という世界、1880年代のモードとか世界経済とか、軍事背景とか軍規などの資料をいろいろ調べたのですが……あれ? なんだかそんな調べたことがあまり生かされてないような…(苦笑)。
 気付けばエッチばかり書いていて(笑)、せっかく調べたこともエッチの影に身を潜め…(汗)。
 すみません。「浪漫」よりもファイサルの意地悪エッチに萌えてしまった私のせいです(汗)。

 ところでファイサル、文中では何も触れていませんが、なんとなく晴彦より少し年下かなぁと思って書いてました。見た目は全然晴彦より年上に見えるのですが、実は年下(笑)。そんな感じです。

 そしてイラストを描いて下さったのは小山田あみ先生です。うっとりなイラストばかりで嬉しいです。
 が! 本当に相当申し訳ないシーンばかりで…(汗)。ここでひっそりと謝っておきます。すみませんでした(涙)。でも素敵なイラストありがとうございました(感涙)。

 日本で言う明治時代、欧羅巴もいい感じにレトロで、飛行機ではなく、豪華客車でのゆったりとした贅沢な旅なども、私の中で萌えでした。と言っても作品中では列車の中でもエッチしかしてませんが…。気持ちだけはレトロな浪漫でした。はい…(大汗)
 飛行機がまだ一般的にはなかったし、高速道路どころか長距離を走る車もまだない時代。時間をゆっくり使うゆえに得られる贅沢が、この時代にはあったんですよね(本当に気持ちだけはレトロでしたよ…汗)。