「剣と恋と秘密の仮面」製作秘話        


 シャレードから新創刊されましたパール文庫の第一弾です。
 とうとう書かせていただきました。貴族宮廷物(ありがたや〜涙)。
 今回は怪盗を登場させました。

 十七世紀後半、パリの街を騒がす謎の怪盗の貧乏貴族の主人公と秘密を握る大貴族の令息。二人の恋のやりとりです。
 少し台詞が……クサイです(大汗)。いや、コメディじゃないんですが…なってたら、笑うしかないです(スミマセン…汗)。
 イラストは今本次音先生で、ラフのジャンがすっごく可愛くて、担当様と可愛い〜の連発をしていました。
 ジャン、いつかクリストフの家に勤めている意地悪執事か何かに狙われるといいですね(にっこり)←鬼畜な私。

 今回は至上最高にタイトルに悩みました。
 私はどうしてもタイトルから西洋の舞台の活劇物だというのがわかるようなタイトルがつけたくて、四苦八苦。二十個近くタイトルを出しましたが、自分の中で
これだ! というものがなく、グルグルしてしまいました。

 「剣と恋と秘密の仮面」。「秘密の仮面」という単語がストーリー上には出てきても重要なファクターでもなく、どうしようかと悩みに悩んで、二十個近く考えたタイトル。結局どれも自分的にこのタイトルを上回るものが浮かばず、最初に考えたこのタイトルに決定しました(^^;)ええ、そんなに苦労したように思えないタイトルですよね。ハハ……。

 いつかまたフランス宮廷を舞台にした話が書きたいです。ドキドキする陰謀物。男のプライドがぶつかり合うみたいなギリギリの男の戦いっていいですわ〜。ぽわ〜(馬鹿ですよ)。
 今回も本当に楽しんで書かせてもらえました。ありがとうございましたv