「聖衣は獣に攫われる」製作秘話        


 この作品はタイトルで苦労しました。最初はまったく違うタイトルだったのですが、担当さんから、何かパンチが足りない…と言われまして、グルグルとタイトル地獄にのめり込んでしまいました(^^;;)
 で、結局、今回初めて、全部担当さんが考えてくれるということに!(スミマセン 汗)。しかも私的には初なのですが、単行本の中央よりにタイトルが入っていて、なんだかいつもよりも更に新鮮な気分でした(^^)

  そして内容ですが、今回はキリスト教が全面に出てきます。キリスト教は以前から他の作品でも書いたりしているので、基本的な部分は改めて調べなくてよかったのですが、年末のクリスマスの時期にドイツまで取材に行って参りました(汗)。
 とにかくキリスト教特有の厳かさとか、市民の生活に溶け込んでる様子などを肌で感じてこようと思って、ドイツ各地のクリスマスマーケットを巡る旅に行ってきました。(いや、半分趣味ですが…笑)。
 普通のドイツ周遊と違って、滅多にツアーには入ってない山奥の村とか、クリスマスで有名な街(=キリスト教の祭典がしっかり受け継がれている街)を観てきました。作品ではドイツなんてまったく出てきませんが、キリスト教に接する真幸の気持ちを理解する上で、大変参考になりました(涙)。
 でも、そんなにして書いているのですが、文章力が足りないので、宝の持ち腐れかもしれません……(大汗)。

 今回素敵なイラストを描いてくださったのは小路龍流先生です。今回も挿絵のラフを見ながらああでもない、こうでもないと打ち合わせをしていたのですが、小路先生の綺麗やら、可愛いやらのキャラで萌え萌えしておりました(笑)。
 稔くんのノースリーブは可愛いですw 担当さんと、この二の腕が〜肩が〜と本編とはまったく違うことで萌えておりました。(笑)

 いろいろ作中の二人には苦労がありましたが、柳のようなしなやかな強さを秘める真幸を、これからはどんな嵐からも守るアレスでいて欲しいです。