「軍服は鷹の獲物」収録レポ★
*2008年2月某日。東京某スタジオにて収録。
 

 2月某日、東京の某スタジオの収録にお邪魔してきました。今回はイラストを描いてくださった小山田あみ先生にも初めてお会いでき、とても楽しかったです。

 さて、晴彦役の緑川さんですが、真剣に役に取り組んでくださり、ありがたい〜っ! の一言でした。少しでも疑問があると、すぐにいろいろ質問をしてくださったり、シーンの状況などを確認してくださったりで、プロの凄さを見せつけられた感じがしました。作者としては役を大切に演じようとして下さる気持ちが本当に嬉しかったです。

 BL作品の、しかも受けの役ということで、本当に男の人にとっては失礼でセクハラ紛いのことをお願いしている訳ですが(自覚あり;;)、それをしっかりと演じてくださるプロ根性に心打たれました。収録が終わった時には緑川さんの声だけじゃなく、その姿勢も含め、ファンになりました。ありがとうございまいした(涙)。

 ファイサルの役を演じてくださった黒田さんはかねてから聞いていた通り、素敵なヤクザ声でした(笑)。服装もワイルドゴージャス? な方で背も高く迫力がありましたヨ。でもマネージャーさんもこれまた可愛い系のかっこいい方で、二人して漫才コンビを組まれたら売れるのではないかしら……と関係ないことを、収録中に密かに思っておりました(笑)。
 しかし……声が本当にエロいです(笑)。今回は実は諸事情が重なり、声を少し高めにしていただいたのですが、やっぱりカッコよかったです。あ、高めでお願いしたのは私じゃないんですよ(笑)フリートークで私だってことになってましたが…(笑)。でも最終決定は私がしたので、私なのか??^^;;
 あと以前も違うドラマCDで出演してくださった檜山さん、武内さんも今回も素敵に演じてくださいました。武内さんはいつもとまた違った感じです。
 実はこの「軍服は鷹の獲物」はシリーズ作が今年の末か来年頭くらいに出していただくことになってます。今度はお兄ちゃんズなのですが、その作品もドラマCDになるかもしれないということで、それを視野に入れてのキャスティングでした。もしドラマCDになったら今度はメインが檜山さん×武内さんです。
 そして今回思わぬヒットがオークション会場での司会者を演じてくださった山本さん。すっごい上手いです。もういやらしさが満開です(笑)。この声優さんのお陰で(笑)つぎのシリーズ作にはオークションシーンを入れてまた司会者を登場させることにしましたよ。ええ、この声優さんの素晴らしさはそれくらい力があります。私に創作意欲を与えてくれました(笑)。ぜひ他にもいろんな役を聞いてみたいです。
 あとアブダビの役の藤本さんは本当はとってもカッコいい声です。あまりかっこよすぎて、アブダビに合わず、わざとしわがれた声にしてもらいました。もったいなかったです(涙)。
 そして「男」。これは逆に私が誰にも話したことのない裏設定があったがために、演じて下さった宮崎さんに脇役ではありえないほど、いろいろ注文をつけてしまいました(笑)。編集部の担当さんや皆さんから「ええっ!」と驚かれたこと数回(苦笑)。
 いや、この「男」、実はファイサルの大学時代の同級生でかっこよくて悪い男なんですよ。普通の「男」では嫌だったので、「主人公を食うくらいかっこよくしてください」とか他にも私、いやに力を入れてお願いしておりました。担当さんや皆さんに「なんで脇役の男にそこまで拘る!」「誰も知らなかったスピンオフか!」などと突っ込まれ笑われてしまいましたが(笑)。かっこよく演じてもらえたので満足です。

 多くの声優さんにお会いましたが、本当にプロ根性がある方ばかりに恵まれて幸せです。
 最後になりましたが、製作会社様、脚本担当様、その他いろいろ皆様に助けられ一本の作品が出来上がったことに感謝しております。本当にありがとうございました。

ゆりの菜櫻